『多様性にあふれている街』。
この3月、連続立体交差事業と複々線化事業が今年完了し、「下北線路街」と名付けられた地上線路跡地の、街づくり概要の9月24日の発表にあたって、小田急電鉄の星野晃司社長は下北沢エリアをそう捉えた。
「この街の要素を作っている、お住まいの方、働く方、訪れる方が多様な個性にあふれながら共存していくことでその魅力をさらに高めていると考えています。
開発のテーマとしては『街の個性を支援していくこと』を目指した『サーバント・デブロップメント』、支援型開発というスタイルで取り組むことに致しました」
開発コンセプトは「BE YOU.シモキタらしく、自分らしく」。
今までと大きく違うところは開発エリアが広範囲にわたることから、エリア全体で回遊性が生まれるという点。
「下北沢の魅力を未来へ息づかせながら、さらに多くの方が繋がり合いそれぞれが心地良い居場所。
これを増やしていき、六本木や新宿など都内有数の人気タウンに負けない、賑わいあるワクワクするような街にしたい」。
「既存の街の魅力を高める支援型開発を行うことで、地域に開かれた一体感のある空間づくりを進め、地域の皆様に愛着を持っていただける街を目指してまいります」と締めくくった。
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