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展覧会「東京スーダラ2019―希望のうたと舞いをつくる」
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鈴木まもる・絵本原画と鳥の巣コレクション展 |
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【左】身体ワークショップの様子 【右】リサーチャーの活動風景 |
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アーティストと市民メンバーが、東日本大震災と東京オリンピックの狭間に立って生きる都市の人々の声を採集し、戦後の流行歌『スーダラ節』に注目、これをヒントに制作した言葉・映像・ダンス作品を展示します。
■アーティストからのメッセージ■
2019年、東京。私たちはいまこの地点に立っています。あえて形容するとしたら、「震災後」であり、同時に「オリンピック前」である、ちょうどふたつの大きな事象のはざまにいる、という感じでしょうか。
大災害/大事故のショックのあと、気づけば巨大な祝祭へと加速的に向かっていく社会状況を目の前にして、自らの手で何をしたらよいのかをふと見失い、なんだかぼんやりとしてしまう感覚があるような気がします。
けれど、そうしている間に、「震災」のときに戸惑い、その後、悩みながら繰り返した密やかな会話の中で気づいたこと、皮膚感を伴いながら大問題だと感じたはずのあれもこれも、どこか薄れて、遠い存在になってはいないでしょうか。
いよいよ東京では祝祭の準備がピークを迎え、その後の社会を想像することも困難に思えてしまうほどの巨大なお祭りが訪れます。だからその前に、あの時やあれからの日々で気づいたはずの、忘れちゃ困る、置いていきたくはなかった身近な大問題たちに、改めて出会い直しに行きませんか。
そうすることで、歴史的な節目の影に埋もれてしまいそうな、自分たちなりに手触りのある時間軸をつないでいけるかもしれません。
私はまずどこに立っていて、何に関心を持ち、これからをどうしたいのか。それを知るために、考える時間を得るために、東京のまちに出かけて、話を聞き、その移ろいをよく見てみる。
そして、自分だけの地点を獲得して、ちいさな物語を編み、このまちでうたう。それが思いがけないユーモアに包まれた、誰しもが口ずさんでしまうような歌になったら、隣にいる人やどこか遠いところにいる人たちと、未来を語るためのあたらしい会話がはじめられるかもしれません。
ちょうど戦後15年で軽やかに歌われたスーダラ節みたいに。
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会 期 |
2020年1月25日 (土) ~2月16日 (日) |
休館日 |
月曜日(祝日は開館) |
開演時間 |
10時~18時(金曜のみ20時まで) |
会 場 |
ワークショップB(4F) /生活工房ギャラリー(3F) (世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー) |
アクセス |
東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅直結 |
問合せ |
生活工房〔TEL:03-5432-1543〕 |
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