ボディメンテナンススタジオ「FLUX CONDITIONING」カフェ「FLUX CAFE」

「下北線路街・開発エリア」商業空間「reload(リロード)」 
     
【写真】 2021年6月14日時
 

 ボディメンテナンススタジオの「FLUX CONDITIONING」とカフェ「FLUX CAFE」は、
「wellnessを大切にしたライフスタイルづくり」をサポートしてくれる心強い味方。
 アスリートやトレーナーたちが身体を作ったり運動したりすることに重きを置くスポーツジムではなく、自分の身体を食やコンディション調整で整えていくことを提案する。
 スタジオのメニューは「身体を緩めるリラクゼーション」とも「鍛えるトレーニング」とも異なり、日常習慣である“クセ”を可視化したり、修正したりして身体の筋肉をスイッチオンするようなもの。

 「身体の使い方の練習、というイメージをしてもらえたら」と、執行役員の湯本昌造さん。自身もトレーナーである湯本さんは、身体を作る栄養のこと、筋肉と脳の神経伝達のこと、なづ造詣が深くその語り口は熱い。

 また、普段の食事で圧倒的に不足するタンパク質を補うためにフードメニューを美味しく日常的にとりやすく工夫させている。タンパク質は身体の大きな部位に使われて細部に届く量はかなり少なくなる。必要となるタンパク質量は体重に比して卵10-15個など、食事だけでカバーするには相当の努力が必要という。

 カフェで目玉としているプロテインドリンクは、スムージー以上にスムージーで飲みやすく、非常に美味しいジュースでありながら、高いタンパク質量を得られる。使用するプロテインそのものの選定にも牧草牛のみにこだわるなど、粉っぽさも飲みにくさもクセもなく、お子さんでも飲める。女性にも美味しくとってもらいやすいよう、あずき、甘酒、チョコ、ストロベリーチーズケーキなど10種と豊富。ビーガンやグルテンフリーといった点にもこだわり、栄養素高くヘルシーで美味しいフードメニューやスイーツも見逃せない。

 日頃の過ごし方で気になる自分の身体の調子をまさに「メンテナンス」「コンディション調整」するようなスタジオとカフェ。スタジオも都度利用が可能なため、アスリートやトレーニングをしている人だけのものでなく、少し興味があって取り入れたい人などにとっても、wellness へより気軽にアプローチしていける。

 下北のまちと日常生活に大きなギャップがない、地続き感を大事にしているreloadに合った、コンディショニングを習慣化させていく拠点となりそうだ。

    
    シーシャ屋chotto

 多様な文化のハイブリッドでできる下北沢の雰囲気にマッチする店舗が、商業施設での開業は全国でも少ないのではと思うシーシャ(水タバコ)の「chotto」だ。

 店名には「“ちょっと”立ち寄れて、もう“ちょっと”居たくなるような場所」という想いが込められている。

 フォトグラファーの小澤彩聖さんが「表現者にとって過ごしやすく、自分たちの活動をオープンにしながら働ける、多様な人との交流が生まれる場を作りたい」という思いを形にしたのがこの店舗。
 「chotto」の他のオーナーともシーシャ店での出会いが縁で、「シーシャ屋はカフェなどと違って他の人と会話が生まれやすく、ゆっくりと過ごすことが特徴的。店員さんやお客さん同士が繋がりやすい交流の場になっている」と感じたそう。

 「お客さんが働き手と話しに来たり、店員を通して今まで縁がなかった文化や芸術に関心を持ってくれたり、そんな縁がたくさん生まれたらいいと思っている」。

 「そのためには多くの人が気軽に入れることは大切で、reloadのクリーンな空間によって、これまでのシーシャ店の、雰囲気に入りづらさや偏ったイメージを持って遠慮しがちな人にも、気軽に立ち寄ってもらえたら嬉しい。多様な表現者にとっても下北沢はなじみやすい街で、テナントに選んでもらえたことは嬉しくありがたい」と小澤さんは話す。

 シーシャ屋が交流の場?と思っていたものの、初めての体験では店員さんが味わい方をレクチャーしてくれ、10-15分に一度炭を交換に来たり、また、自分の吸い口を使って本体を他の人とシェアすることが基本のため、カフェにはない他者との接点が生まれやすいのだそうだ。

 最近はお酒もタバコも吸わない人の多い若い世代にとって、いわゆる「飲みニケーション」といった交流の場はコロナ流行以前から縁遠い。「煙を酌み交わして偶々隣席した人と交流する」シーシャのコミュニティの場という側面に魅力を感じている。

 小さなライブやイベント、壁面をギャラリーとしたアート空間にもしていきたいとのことで、日常の中に溶け込む非日常の場が新しく展開されていくことが楽しみだ。

     


















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