「初代南極観測船“宗谷”」展

数々の苦難を乗り越え6次にわたる南極観測に活躍した 
  
 

 
 “宗谷”時代の昭和基地は発電棟を含む4つの建物が建設され、最初は11名が越冬しました。
 

 日本初の「南極観測船」として1956年から1962年4月まで、6次にわたり南極観測に活躍した初代南極観測船「宗谷」が船の科学館で展示公開されています。(上)

 「宗谷」は1938(昭和13)年2月16日に進水し、今年で生誕84周年になります。

 初めての南極観測では、帰路氷に閉ざされて外国の砕氷船に救助される場面もありました。

 翌1957年の第2次観測では、厳しい気象と氷に阻まれて越冬計画を断念、「夕ロ」「ジロ」を含むカラフト犬15頭をやむなく南極に残して4月28日故国日本に帰りつきました。

 しかし、大型ヘリを搭載できるよう大改造を行って、みたび南極に挑戦、大任を果たします。
 

 現代の昭和基地は、管理棟を中心に60名以上の建物で構成されており、主な建物は通路で結ばれています。
 観測隊員は約60名で、そのうち40名が越冬することができ、衛星電話・床暖房の個室・風呂・水洗トイレなど完備され、世界有数の科学基地になりました。食材は冷凍の肉・魚・野菜ですが、レタスやミニトマトなども育てています。
     
   
 
「タロ」「ジロ」写真(左)と保存されている南極の氷実物   操縦室(左)と宗谷前方にあるヘリコプター発着場 
    記録:2022/2/5 
 ■船の科学館 
 【開館時間】 10:30~16:00(“宗谷”乗船は15:45まで)
 【休 館 日】 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
 【住  所】 品川区東八潮3番1号
 【問 合 せ】 TEL:03-5500-1111






















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