「奇想のモード
 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム
 「シュールな笑い」「シュールな光景」「シュールな表現」などと使われている「シュール」という言葉。
 「非現実的」、「現実離れ」、「不思議な」、「変わっている」、「ありえない」、「不気味」等々、幅広い意味で使われています。
 もとはフランス語の「超現実主義」という意味の「シュールレアリスム」の略語であり、「あまりにも現実的ではない、現実を越えた」作品、現象に対して、芸術分野で用いられて、1990年代には、「ナンセンスな」、「不条理な」、「難解な」、「高度で芸術的な」などの意味でも使われたようです。

 そんなシュルレアリスム感性のアーティスト、「シュルレアリスト」たちの作品展が「東京都庭園美術館」で開催されています。題して「奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム」。

 【シュルレアリスムを契機として出現したユニークな発想力は、まさに「奇想のモード」として今日にまで影響を与え続けています。
 本展ではさらに、シュルレアリスムの感性に通ずるような作品群にも注目し、現代の私たちからみた<奇想>をテーマに、16世紀の歴史的なファッションプレートからコンテンポラリーアートに至るまでを、幅広く展覧します。】

 展示作品にはドレス、装飾品、甲冑、他多数。永澤陽一が制作したシマウマや馬の脚部のジョッパーズパンツ、串野真也の動物の皮革、昆虫や鳥の羽根をモティーフとした靴。
 【それらはまるで、モードの一部となった生命体の形骸を身につけた人間がハイブリッドと化してゆくような想像を喚起させるものである】との評があります。

 
 
 鳥の羽根をを付けた厚底靴の作品  本展表示版        2022/2/19記録


会 期 2022年4月10日(日)
 休園日 毎週月曜日 *ただし3月21日は開館、3月22日(火)は休館
開館時間 10時00分~18時00分(入館は閉館の30分前まで)
会 場 東京都庭園美術館(本館+新館)(港区白金台5-21-9)
アクセス JR山手線「目黒駅」(東口)より徒歩7分
料 金 一般 1400円(1,120円) 大学生(専修・各種専門学校含む) 1120円(890円)
中学生・高校生 700円(560円) 65歳以上 700円(560円)
*( )内は団体料金。団体は20名以上
*小学生以下および都内在住在学の中学生は無料  *身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(手帳の提示)
問合せ 〔ハローダイヤル 050-5541-8600

















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