ロマンスカーミュージアムは、館内に展示している「ロマンスカー・SE(3000形)」が、2023年8月7日に 一般社団法人日本機械学会の「機械遺産」に認定 されることとなり、同日から 特別展示を行います。
【「ロマンスカー・ SE(3000形)」 は、一般車への転用を想定しない高性能な特急専用車両として“新宿~小田原間を60分で結ぶ という目標のもとに、当時の日本国有鉄道の鉄道技術研究所と共同で開発したものです。航空技術を応用した当時の最新技術を用いて、空気抵抗低減のため先頭部の形状を流線形とし、車両間に台車を配置した連接構造や車体のフレームと外板を一体化したモノコック構造を採用し軽量化を図ることで、東海道本線における高速試験では当時の狭軌鉄道での世界最高速度145km/hの記録樹立しました。この設計は、
その後の当社ロマンスカーはもちろん、新幹線O系にも影響を与えたと言われていることなどを高く評価いただきました。】 |
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この認定を記念し、ロマンスカーギャラリーにて一般社団法人日本機械学会から受領する「機械遺産」認定証とともに、当時の先端的技術を採用したモノコック構造や連接台車などの独自性や、後のロマンスカーなど鉄道に与えた影響、展示車両の保存の状態など認定のポイントを解説したパネルを展示します。さらにSE開発当時の設計資料や速度試験に関する資料などを特別公開します。(受領以降、展示予定)。
※ 「機械遺産」とは、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的とするもので、「小田急電鉄ロマンスカー・SE(3000形)」は118番目として認定。
SE(3000形)は1957年から1992年まで運用され、Super Express の略称から“SE“ という愛称で親しまれました。 |