府中市郷土の森博物館復元建物展示
「カイコとくらしたむかしの農家」

 
養蚕のためのリフォームが施された「旧河内家住宅」を会場に、
明治時代末から大正時代にかけてのカイコとのくらしを紹介

  
 @2024/7/9付郷士の森博物館プレスリリース

 「明治時代になると、海外への輸出品として生糸や絹織物の需要が高まります。するとその原料となるカイコのマユが高値で取引されるようになり、養蚕が各地で盛んになりました。
 それは府中も同様で、かつてはカイコの餌となる桑畑がそこかしこでみられました。
 養蚕技術の発達にともない、明治時代の中頃から温度・湿度を適切に管理するとカイコが効率的に育てられることが分かりました。
 農家はそのために屋内を温めたり、通気がしやすかったりするようなリフォームをして、より早くマユを収穫できるようにしていきます。」

 今回会場となる旧河内家住宅も、明治時代末期にそうしたリフォームが施されていました。その頃の姿に復元された当家は、府中における養蚕農家の様子を伝えることを目的の一つにしています。



 本展示会では、旧河内家住宅の普段は畳でみえない床下にある養蚕用の炉、旧河内家住宅の通気のための格子欄間、カイコがマユになる巣を作るマブシ折り機などを展示、家に設けられたカイコのための工夫について紹介します。
 あわせて、カイコを育てるための蚕棚の再現なども行い、明治時代末期から大正時代頃のカイコとともに過ごしていた当時のくらしについても紹介します。
   
「カイコを育てるための蚕棚」
会 期 2025年 3月30日 (日)
休館日 月曜日と年末年始(12月29日から1月3日。月曜日が祝日に当たるときはその翌日が休館日)
開館時間 9時~17時(入場は16時まで)
会 場 府中市郷土の森博物館 園内 旧河内家住宅(府中市南町6-32)
観覧料 無料 (ただし博物館入場料大人300円、中学生以下150円が別途必要、4歳未満無料)
アクセス 【徒歩の場合】武蔵野線・南武線、府中本町駅から20分/京王線・南武線、分倍河原駅より20分/西武多摩川線、是政駅より20分
展示構成 1.カイコと養蚕  2.カイコ用のリフォーム  3.カイコとくらす
主 催 府中市郷土の森博物館運営グループ(公益財団法人府中文化振興財団・株式会社五藤光学研究所)
問合せ TEL:復元建物展示担当、荒 042-368-7921/FAX:042-360-8217

















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