府中市郷土の森博物館
国の天然記念物指定100年記念武蔵府中ケヤキ並木歴史展」

 
~植えたのは源頼義・義家か?徳川家康か?~
 
府中のシンボル「ケヤキ並木」が、1924年、国の天然記念物に指定されて
今年100年という節目にあたり、その歴史をひもとく展示会を開催します。 

   馬場大門のケヤキ並木といって、大國魂神社の参道です。
 並木を植えたのは、
①平安時代後期の源頼義・義家父子、
②江戸時代初期の徳川家康
という伝説がありますが、定かではありません。
様々な視点から、ケヤキ並木の成立を探ります。  
    永い歴史のあるケヤキ並木は現在に至るまで、
多くの人々が守り、伝えてきたものです。
江戸時代以来、何度も補植されています。
その一方、京王線が通ったり、
国道20号線が新設されたり。
こうした保存と社会への適合の様子をふりかえります。 
 @2024/11/16付郷士の森博物館リリース  
  
 ▲ 江戸時代後期の姿  武蔵府中国府台勝概一覧図(部分)
1860年(万延元)頃の刊行と推定される、長さ1.4mの鳥瞰図。
江戸時代前期に将軍家の御殿が設けられた国府台が主題だが、
府中宿の広い範囲を見渡していて、六所宮と馬場大門も描き込まれている。
画面右下に一の鳥居もわずかに見える。
    〔個人蔵・本館寄託〕 
 
 ▲  鉄路で分断されたケヤキ並木
京王電気軌道 玉南鉄道 沿線案内

▲ 1924年(大正13)12月発行の沿線案内。
 右は府中部分の拡大で、
京王と玉南の二つの府中駅と、ケヤキ並木が描かれている。玉南鉄道はまだ開業していないが、
すでに描かれていて、ケヤキ並木は分断されている。

 1924年は天然記念物指定の年。
保護と開発が隣り合わせだったことが分かる。

---金子常光画、東日本名所図絵社発行。〔本館蔵〕
 
 
     大正期の絵葉書
絵葉書「武蔵国府中町旧馬場ノ景」

 ケヤキ並木の北端の景色。
1900年(明治33)、私製絵葉書の使用が認められると、
風景絵葉書はもとより美人絵葉書、そして日露戦争の
記念絵葉書が人気を博し、その発行がブームに。

府中でも、大國魂神社、髙安寺、分倍河原古戦場などの
風景絵葉書が発行された。
なかでもケヤキ並木の絵葉書は多い。

---〔個人蔵〕
 
開催日 2024年11月7日(土)2025年1月13日(日)
休館日 12月/9日・10・16・17・23・24・29~2025年1月/3・6
博物館開館時間 9時~17時(入場は16時まで)
会 場 府中市郷土の森博物館(府中市南町6-32)
観覧料 博物館入場料:大人300円、中学生以下150円が別途必要、4歳未満無料
アクセス 【徒歩の場合】武蔵野線・南武線、府中本町駅から20分/京王線・南武線、分倍河原駅より20分/西武多摩川線、是政駅より20分
問合せ TEL: 府中市郷土の森博物館042-368-7921/FAX:042-360-8217

















『マイソフトニュース』を他のメディア(雑誌等)にご案内下さる節は、当社までご連絡願います。
Copyright(c)1999-2024 Mysoft co. ltd. All Rights Reserved.