第26回公演　福北縦断ツアー

福岡で劇団を立ち上げはや14年。
コメディ劇団を名乗りながら、最近はコメディを、ちと斜めから見るような気持ちで芝居を作ってました。
今回は、久しぶりに真正面から、コメディを抱きしめるような気持ちでいきたいなと思います。くだらないことを堂々と。
「くだらない話で安らげる僕らはその愚かさこそが何よりも宝物」
ってスピッツも歌ってました。
暴かれていく黒歴史！誰も共感できないノスタルジー！自己満足のクロニクル！
「甘い手」は、触れちゃいけないものに触れてしまったばっかりに巻き起こるコメディです。
福岡・東京・札幌ツアー、日本縦断でふれあいにいきますので、どうぞよしなに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　作・演出　川口大樹

　1951年2月のある日。北カリフォルニアの海辺のコテージ。
ふとした出逢いで意気投合したドリスとジョージは一年に一度、同じ時、同じ場所で逢う約束をした。　そして25年。25回目のデートの日が訪れて、、、
ドラマ・デスク賞受賞、トニー賞演劇作品賞ノミネート、　1444回のロングランを重ねたバーナード・スレイドの傑作戯曲。
人生の妙、人生の摩訶不思議......　時を経ても、まったく色あせない男女の物語を野口かおる×山岸門人でお届けします?

多摩川の河川敷、ホームレスの男が２人、隣り合わせに暮らしている。
今日も拾ってきたスチール缶とアルミ缶の仕分け作業で時間は流れてゆく。
川を見つめる男達は何かを待っているようにもみえる。
ある日の午後、福祉課の馬場マチコという、額にバンドエイドを貼っている女が現れる。
マチコの出現で２人の生活は徐々に乱されてゆく。
「マチコ　川で泳ぎたーい」「お前・・・・自分を名前で・・？」
行き場のない男２人と謎の女が川辺で繰り広げる哀しくもおかしな物語。