【寺十佃企画とは?】
tsumazuki no ishi 主宰の寺十吾と、B級遊撃隊主宰の佃典彦。
以前より劇団ぐるみで交流のある二人が、ついに真正面から組み合います。今回は作・演出家も他より招き、思う存分の役者三味。30代半ばにして、なんともいい感じに力の抜けてきた二人をじっくりお見せします。
二人が選んだもう一人のキャストが、少年王者館主宰の天野天街。独特の雰囲気と語り口調で、あいだに割って入ります。
脚本は名古屋の新人スエヒロケイスケ。役者業の傍らひそかにあたためていた本作品で、正式な作家デビューを果たします。
そしてこの強者どもをまとめる演出が松本きょうじ。寺十は以前、松本の主宰劇団「ランプティ・パンプティ」に所属。また佃とも佃作品を多く演出するなどよく知った仲。それだけに、役者としての二人をどう料理するのかが見どころです。
互いによく知りながら、初めて組むことになったこのユニット。オールキャスト“劇団主宰者+劇作家+演出家”ということもあり、かなり濃〜い芝居になること請け合いです。
【プロット】
新山岳シ、35歳、独身、無職。学生時代の友人、沖津一雄の部屋に居候の身である。一方沖津も妻子と長期別居中。アルバイトを転々とする生活を続けている。狭い部屋にろくでない男2人。酒とくだらない遊びで日を過ごしている。
そんなある日、新山が拳銃を手に入れた。偽者なのか、それとも本物…? なんの緊張もないまま、二人は起こるはずのない事件に巻き込まれてゆく。
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