夫婦で下北沢演劇祭 本多劇場、犬岩正弘さん

今年の下北沢演劇祭に出演する、区民上演ぐるうぷCの『月夜のカラス』は、演出者が夫の大岩正弘さん(本多劇場所属)、脚本はその妻、真理さんが担当し、夫婦が手掛けた演劇である。 主人・正弘さんは演劇一筋16年のプロ、奥さんも演劇畑を歩んできて 当然息がぴったりのニ人。演劇の世界では、夫婦で同じ仕事に携わるのは珍しいことではないそうで、正弘さんの談によると、「一緒にやるのは、ちょっとかっこ悪いと照れていましたが、実際にはコミュニケーションがよくとれていて楽。演出をするにあたって脚本家に気兼ねをしなくて良いというのが一番の利点。自分の思い通りの演出が出来ます。」脚本家の奥さんは、現場の事は御主人に任せて、一切ロを出さない。奥さんが脚本を書く時にも、いろいろと助言 出釆る点が良いとのことで、今回の区民上演ぐるうぷCに関していえば、今年で7年目の出演になり、最初から出演を 手掛けてきて役者の個性を熟知しているため『1月夜のカラス』の場合当て書きが出来たのが良かったという。キャストは20代〜70代迄の7人で構成されており、元商店会理事長、現役町会長の方も混じっている。稽古は毎週土・日の午後、練習風景は熱心で本格的。今回の『月夜のカラス』はホームレスを題材としたもので、リアルな現実と寓話との接点を模索し、表現したいとのことだった。


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