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劇団鳥獣戯画公演
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鳥獣戯画第60回公演は
鳥獣戯画歌舞伎ミュージカル「桜姫恋袖絵」
【公演ガイド】 |
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「東海道四谷怪談」で知られている鶴屋南北の「桜姫東文章」を鳥獣戯画風にアレンジしたものが、歌舞伎ミュージカル「桜姫恋袖絵(さくらひめらぷそてい)」です。吉田家の姫君・桜姫は、釣鐘権助という悪党にはらまされ子をもうけます。しかし、権助は姫の父母を殺し、家宝「都島」という刀を盗んだ仇。そうとも知らない桜姫は、吉田家を捨てて権助を慕い追います。 そんな姫に清玄という高僧は思いを寄せていて桜姫の前世は白菊丸という坊主で、清玄と二世を誓っていたのです彼もまた、地位も名も捨て桜姫の後を追います。そこに、桜姫を嫁とり「都島」をわがものにして、吉田家をのっとろうと企む入間悪五郎も絡んで。 自らの欲望の為には人を殺すこともいとわない者たち、また、果たせなかった欲望のためにあの世からさまよい出る者たちが闊歩する鶴屋南北の世界を、現代人の肌に合った、また古き良きものが新しいカを持って迫る現代の歌舞伎として上演します。 宙返りやだんまりや隈取りや早替わりなど歌舞伎の手法を取り込む一方、「娘道成寺」をパロディにした日本舞踊・邦楽の生演奏・戯画風チャンパラ講談・昔言葉でのロックンロールなど、様々なエ夫で”鳥獣戯画歌舞伎”を楽しんで頂こうと考えております。 |
「モダンモダン」 |
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【作・演出者、IKUO三橋のことぱ】日本と言う国を振り返ると、激動の世界地図の中で木の葉のように揺れ動く小さな島。その島の人々は止まることなく走らされいつしか習慣となり、止まれなくなっている。その中で一人道草を喰ってしまった後ろめたさと快感。歴史の中の大正時代は、毎日続く曇り空に、虹を見つけた時の喜ぴに満ちた文化と云う宝物を無尽蔵に生み出した一頁、当時のこ惑(こわく)的な大人社会を、覗き見たいと思うのは、私だけだろうか? |
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