現代社会の悪玉、ストレス
〜 ストレスを解消するスキンケアで健やかな肌に 〜

 職場での対人関係、忙しい毎日の積み重ねによる心身の疲労、仕事からのプレッシャー…。現代社会に生きる私たちは、日々ストレスフルな環境に囲まれて生活しています。
 こうしたストレスは、心を落ち込ませるばかりでなく、いろんな悪影響を及ぽすもの。その日に感じたストレスはその日のうちに解消することが、健やかな肌に保つ秘訣です。

■ゴム鞠を押し返そうとする反応、それがストレスです。

 そもそも、ストレスとはいったいどんなもの? ストレスをひとことで表わせば、「外界からの有害刺激によって引き起こされるストレッサー反応 」 ということになります。
 例えぱ、私たちをひとつのゴム鞠 ( まり ) だと仮定してみましよう。 このゴム鞠 をへこまそうとするものが外界からの刺激 ( ストレッサー ) ということになります。 この刺激がゴム鞠にかかると、 ゴム鞠はそれを押し返そうと反応します。 この押し返そうとする反応がストレスなのです。
 私たちの身体では、環境からの有害な刺激を感じると、私たちの身体はそれに費やすべく、コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのホルモンを分泌します。
 一方、私たちの活動と休息をつかさどっている自律神経は、環境による有害な刺激を受けることで、活動に適した交感神経が優位に働くことになります。すると身体は、心拍数が増加し、血圧が上昇、末梢血管が収縮、気道が拡大し、瞳孔も拡大するという状態になるのです。

■ストレスはちようど車を空ぷかしさせているようなもの。

 現代は、例えば上司に叱られたという時、つまり、何らかの有害な刺激を受けても、戦ったり、逃げたりできない、じっと耐えなくてはならないという状況が多いのです。
 この状況を車にたとえてみましょう。
 走っている車をさらにアクセルを踏んでエンジンを回転させる。車はさらに快調にスピードをあげ、エンジンも快調に回転します。ところが、車が止まった状態でエンジンをぐんぐんふかすと、エンジンに大きな負担がかかり、やがてはバーストしてしまうことにもなりかねません。
 この車の空ぷかし状態が、現代社会では私たちの身体の中で起こっているのです。

■空ぷかしのアクセルを戻してあげるにはスキンケアが効果的です。

 車の空ぷかし状態が起こると、私たちの身体はストレッサーを受けることで、内臓や皮ふの修復、再生といった働きを一時的にストップさせてしまいます。それはつまり、内臓や皮ふを犠牲にしてまでも、身体は攻撃や逃走に備えるということなのです。例えば皮ふの末梢血管は収縮されますから、当然飢に十分な栄養は行き渡りません。
 そんな空ぶかし状態が長い間続いていれば、肌はあれ、さまざまなトラブルが頻出するということになります。
 そこで、大切になってくるのがストレス対策です。ストレスを解消するためには、大きく分けると 2つの方法が考えられます。
 ひとつは空ぷかしではなく、本当に車を走らせてしまうという方法。身体は運動するために適した状態になっているわけですから、そのまま素直に身体を動かしてあげるのです。つまりスポーツをするということ。
 そしてもうひとつが、空ぷかしの原因であるアクセルを元に戻してあげるということ。これにはふたつの対策が考えられ、ひとつは、嫌なことがらを忘れて頭をカラにするという方法。趣味や娯楽に没頭したり、読書や映画などに興じるといったことが効果的です。 もうひとつが興奮した生理状態を鎮め、つまりリラックスさせるという対策。 ゆったりとお風呂にはいったり、アロマテラピー…でリラクセーションしたり…。 なかでも、心身をリラックスさせる一番身近な方法として考えられるが、スキンケアといえるのです。スキンケアには心も身体も肌もやさしく癒す効果がいっぱい。

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