3月26日、東京・国立代々木競技場第一体育館で行なわれた「第33回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」女子決勝で、東京都代表として出場した世田谷区代田六丁目、「成徳学園女子高等学校」
は、昨年優勝の三田尻女 (山ロ) と対戦、壮絶な打ち合いの結果セットカウント3−
1で破り、初優勝に輝いた。大会出場八度目での栄冠だった。
主催者・サンケイ新聞4月27日号、
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モットーは “明るく、楽しく”
成徳学園高校が東京のシードチーム (上位16校に入るチーム)
に選抜されはじめたのは昭和時代末から。
比較的歴史が浅い 「成徳学園」 がここまで強くなったのはなぜか。
1つには当時の女子チームとしては先駈けの設備面。
体育館は、冷・暖房完備、トレーニング室、さまざまのトレーニングマシーンが備えられ、生徒の身体を作るために専属のトレーナーもおかれた。
次に合理的な練習面。体育館はバレー部だけでなく他クラブも使用する。いきおい割り当てられた曜日・時間内で練習スケジュールを組まざるをえなく、合理的で質の良い練習が良い結果を生んだ。
バレー部の掲げる “明るく、楽しく” というモットーも無視できない。同校パレーボール部小川監督は、中途半端の楽しさを求める同好会とは一線を引く。
「大きな夢 『真の楽しさ』 をもって夢を追いかける毎日。明るさと真剣さではどこにも負けない。それが充実した日々になる、一心不乱に自分をみつめて生きている。」
この積み重ねが強いチームに育つのだという。
「入部を希望する生徒は、どんなチームで、どんな練習をするか、大体調ベてきています。この学校のこのチームでバレーをやりたいという日的をもって入部しますので、やめる生徒はほとんどいません。」