さわやかな香りの効果でスリミング
         〜香りの効果で、無理なく脂肪を燃焼〜
   

『香りの効果によるスリミング』リポート内容

 そもそも、なぜ人は太るのでしょうか。私たち人類をはじめとした生物は、この世に誕生して以来何万年もの間、生きるための闘いを繰り返してきました。そのため私たちの身体は、たとえ食べることができなくても、ある程度の間は身体のなかで貯えられたエネルギーを使うことで耐えうるようつくられています。
 私たちが食べることで得たエネルギー(摂取エネルギー)は、生命維持のためや、生活していくために必要なエネルギー(消費エネルギー)として使われます。そして、消費されなかった残りのエネルギーは、身体のなかで中性脂肪となり、脂肪細胞に貯えられるのです。
 つまり、摂取エネルギーが消費エネルギーよりも多ければ多いほど、貯蔵庫にエネルギーが過剰に貯えられ、脂肪として蓄積されてしまうというわけです。

 それでは、やせるためにはどうすればいいのでしょうか。ひとことで言えば、脂肪細胞に蓄積された中性脂肪を、エネルギーとして燃焼させればいいのです。
 ところが、中性脂肪とは脂肪細胞のなかで大きな塊となって蓄積されています。大きな樹木をそのまま燃やすのが困難なように、塊となった中性脂肪を燃焼することは容易ではありません。大きな樹木を小さな薪に切り分けると燃やしやすくなるように、効率的に塊の脂肪を燃やすためには、中性脂肪を分解して遊離脂肪酸という単位の小さなものに変える必要があります。
 そしてこの脂肪の分解を促す有効成分には「カフェイン」があげられ、これまでのスリミング剤にほ、「力フェイン」を配合したものが多く登場しています。
 「カフェイン」によって分解された遊離脂肪酸は、一度血中に入り、運動によって燃焼されるのですが、何もしないで放っでおくとまた元の中性脂肪に戻って、再び蓄積されてしまうのです。つまり、運動しない限り蓄積された脂肪は焼焼しないと考えられてきました。

 脂肪細胞内で遊離脂肪酸に分解された脂肪を熱エネルギーに燃焼

 しかし、資生堂では、脂肪細胞中に運動以外で脂肪を熱エネルギーとして燃焼するメカニズムがあることを発見しました。
 そのメカニズムとは、遊離脂肪酸に分解された脂肪が、「UCP(脱共役夕ンパク質:uncoupling protein)」というタンパク質の作用によって脂肪細胞内で熱エネルギーとして燃焼するというもの。
 つまり、この「UCP」が脂肪細胞のなかで多く働くようになれば、脂肪が燃焼し、体内にたまりにくくなるというわけです。

 驚くべきことに、気分を高揚させることで知られる生理活性物質「ノルアドレナリン」には、この「UCP」の働きを高める「力」があったのです。
 資生堂では、ノルアドレナリンの分泌を促進する「交感神経」を活性化することに着目し、UCPの働きを高めることを考えました。
 実際に、やや痩せ型〜普通体型の人と、太り気昧体型の人の踏み台昇降運動直後の交感神経活性を比ぺてみると、太り気味体型の人のほうの交感神経活性が低下しているという結果が出ています。
 このことからも、スリミングには交感神経の活性化が深く関係し、また、この交感神経を活性化させるものとして、「香り」に効果があることが解明されました。

 4種類の天然香料が、脂肪を燃やすカギに

  「グレープフルーツ」、「ベッパー」、食材として使われるハーブである「フェンネル」、「エストラゴン」の4種類の香りに、交感神経を活性化させる顕著な効果があることがわかりました。これらの香りによって分泌される「ノルアドレナリン」と脂肪分解を促す「カフェイン」を組み合わせると、「UCP」の発現が相乗的に増強されることも発見されました。
 つまり、香りをかいで交感神経を活性化、「ノルアドレナリン」の分泌を促進させ、加えて「カフェイン」を皮ふから浸透させることで、「UCP」の発現が相乗効果で増大し、中性脂肪が燃焼する、というスリミングの新しい理論(下図)が確立されたのです。
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